最大試験荷重の求め方
1.最大試験荷重時の表面応力①
材料 | 硬鋼線・ピアノ線 | オイルテンパー線 | ステンレス鋼線 |
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ばねの表面応力 N/mm²(τ0) | TS×0.5 | TS×0.55 | TS×0.4 |
【備考】
- TS:引張強さ。
- この表面応力は許容ねじり応力である。
- 荷重を求める式
①この荷重はセッチング荷重でもある。
②最大試験荷重は、80%以下とする。
P:荷重(N)
d:材料の直径(mm)
D:コイルの平均径(mm) - 荷重が密着荷重より大きい場合は、密着荷重とする。
- 銅合金線:TS×0.4、ただし黄銅線はTS×0.35とする。
2.最大試験荷重時の表面応力②
材料 | SUP -6, -7, -9, -9A, -10, -11A, -12, -13 |
---|---|
ばねの表面応力 N/mm²(τ0) | 736N/mm² |
【備考】
- この表面応力は許容ねじり応力である。
- 荷重を求める式
①この荷重はセッチング荷重でもある。
②最大試験荷重は、80%以下とする。
- 荷重が密着荷重より大きい場合は、密着荷重とする。
- 硬さが461HBWより高い場合で、ショットピーニングを行ってるときは、表中のτ0の値を高くとってもよい。
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